2008年08月30日
純情ババァになりました。


ごきげんよう。
美人生活のAyumiです。
以前にも、読書好きであることはお話致しました。
好きというよりも、ホッとする手段、それがワタクシにとっての読書。
あらゆるジャンルのものを読みます。
昨日読み終わった本が、
『純情ババァになりました。』
女優の加賀まりこさんの本です。(講談社)
何かの雑誌の広告で見かけたのかしら?
この・・・・
相当インパクトのあるネーミングに惹きつけられ購入した本です。
表紙のお若いときの加賀まりこさん。
なんて美しいのでしょう!
何かに挑むような。。。するどい目線に引き込まれそう。
『傷つくことを怖がって、待っているだけの人生なんてツマラナイ。好奇心の赴くままに、自分の感性に正直に。』
生きていらした。。。。
媚びない女性、加賀まりこさんの爽快なエッセイです。
60歳を過ぎた今でも、その美貌は劣れず、
むしろ熟れた大人の魅力が漂う・・・オーラ。
おもしろくないことに、愛想笑いはしない。
意外に、おせっかいな江戸っ子であるということ。
間違いを指摘してくれる方は貴重。
頭を下げなさい。
モノにも人にも執着心なし。
余剰に身を浸しているのは苦手。
悲しみや嘆きの『水たまり』を大きくする時間があったら、
まだ小さい水たまりを飛び終え、次へ行っちゃう。
もちろん、彼女ほどの美貌、
もちろん、彼女ほどの環境、
様々な恵まれた要素の上で成り立つ生き方かもしれない・・・。
それでも、
実は悩んだり、自分を責めたり、人を信じられなくなったり、
仲良しと疎遠になってしまったり、、、、感受性強く、もがき苦しんでいる彼女も垣間見れる。
強くて・・・
竹を割ったような女性。
生意気・跳ねっかえりと言われ、つんのめるように生きてきた・・・
エネルギッシュなこのエッセイ。
見習いたいな・・orそうそう、分かるわ~と現実的に受け入れられる部分と、
うわぁぁあああ、アッパレだわorそこまでは思ったとしてもできないかな~、客観的に楽しめる部分とがあり、
あっという間に読み終わってしまう本です。
彼女ほど、白黒ハッキリ・キッパリ・サッパリとは行かないかもしれませんが、
(相当、パワーが要る生き方と見ましたぞ!)
大人になると、
仕方ないな。。。だとか、
関わらない距離感を保ったり、
知ってて知らぬ顔をしたり、
世間体を気にしたり、
見栄を張ったり、
思ったことを躊躇し、言葉にしなかったり。
純情でなくなってしまう気が致します。
彼女は違う。
気風良く、
困った人を放っておけない、おせっかい。
言うべきことは、言葉を選んで口にし、
礼節を重んじ、
今でも恋している、、、
自分に正直に生きている。
そして。。。。燃え盛る火のように生きてきた彼女は、
自分本位で、相手のことを考えていなかったのでは。。。ときちんと反省もできる素直なひと。
人の痛みが分かること・・・・
人が嫌がること、
人が困ること、
人が悲しむことを、
相手の身になって考えていく。。。。
そういう行為は人として最低限の人への敬意なのかもしれません。
それが、できていなかったことが分かり、
後で自分を責めたりするのですが・・・・。
よく人は、
『なぜあの人は・・・、どうして、あんなことを・・・。』
と口にしますが、無理して仲良くしようと努力するのではなく、
相手は自分とは別の価値観を持つ個。。。なのだと思うことのほうが、
進歩的で心地よい関係になれる気がします。
人として。。。
女性として。。。
色々な視点から、
日々の自分の生活を見直す機会を与えてくれる本、
是非、オススメです。
『純情ババァになりたいな。』
あゆみ
Posted by 美人生活 at 21:15
│美人への道